レンズの倍率が高くなるほどピントの合う範囲が狭くなりますが(高低差がある対象物では高い面、もしくは低い面のどちらか一方にしかピントが合わなくなる)、
レンズの絞り調整を行うことで解消する場合がございます。
※レンズの絞り調整を行うと、明るさや解像度にも影響が生じます。観察に適した位置へ微調整を行いましょう。
まず初めに、お使いのレンズが絞り調整機能付きなのかをご確認ください。(絞り調整機能が無い場合は、調整できるものをお選びいただく必要がございます。)
絞り調整機能があるレンズ一覧
品番 | 製品画像 | 品番 | 製品画像 | 品番 | 製品画像 |
L-600-6 低倍率単焦点レンズ 作動距離200mm-∞ |
L-600-12 低倍率単焦点レンズ 作動距離100mm-∞ |
L-600-35 低倍率単焦点レンズ 作動距離250mm-∞ |
|||
L-870 中倍率ズームレンズ |
L-876 高倍率ズームレンズ |
絞りと被写界深度の関係について
被写界深度が浅い (ピントが合う範囲が狭い) |
絞りを開いた状態 (明るくなる) |
|
被写界深度が深い (ピントが合う範囲が広い) |
絞りを絞った状態 (暗くなる) |
以下は高低差がある金属部品を観察した場合に、調整による被写界深度の変化を表したものです。(レンズはL-870を使用)
解放絞り (絞りを最も開いた状態) 絞りを絞る |
|
※絞りを絞りすぎるとレンズに取り込まれる光が少なくなり、全体的に画面が暗くなってしまいます。そのため別途照明を使用することをオススメします。
照明については、こちらをご参照ください。