当社のリストストラップにコードレスタイプはありません。
コードレスリストストラップは直接アースをとる必要がなく、行動を制限されることが無いため、非常に便利なように見えますが、帯電電位を無くすことができません。
一般的なESD対策の基準値として作業領域の帯電電荷を100V以下に保つことが求められます。
さらに近年、電子部品を扱う現場においては管理上の閾値が30Vというところもあり、より厳しい管理が必要になってきています。
コードレスリストストラップでは200V前後の電荷を人体に残してしまうことがあるため、電子部品を扱う現場でのESD対策として適切ではありません。
一方、コード付きリストストラップは人体から直接アースをとっているため、人体の電荷を即座に0Vへ減衰させます。
上記の理由から、ホーザンではコード付きリストストラップのみをラインナップしています。
コードレス(ワイヤレス)リストストラップについてはこちらもご参照ください。