サンドブラスト( SG-106 )で研磨材が噴出されない場合は、主に以下をご確認ください。
●研磨材の量や大きさは製品に適しておりますか。
主な点として以下をご確認ください。
・研磨材の量は十分ですか
研磨材の量が不十分な場合だと、研磨材をうまく吸い上げることができません。
量が少なくなってきたら研磨材の追加をご検討ください。
・研磨材の粒度・種類は製品に適していますか
SG-106で使用できる研磨材は以下の通りです。
・使用可能な種類:ガラス系(ガラスビーズなど)、植物系(クルミなど)、樹脂系(メラミンなど)のような比重が軽い研磨材
・使用可能な粒度:#60~#220
・研磨材にゴミが混じっていませんか
研磨後のワークのごみ(削りカス)が残っていると、つまりを発生させてしまう可能性がございます。
比較的大きなごみを取り除くか、研磨材を新しいものに交換してください。
・研磨材が湿気ていませんか
研磨材が湿気るとつまりの原因となります。
研磨材を手で触ってみて「サラサラ」とした流動性が感じられなければ、研磨材が湿っている可能性がございます。
プラスチック容器などに研磨材を広げて、乾燥させてからご使用いただくことで改善します。
●研磨材が循環するルートでつまりが発生しておりませんか。
研磨材は赤色のルートで循環します。
つまりが発生するのは①②③のいずれかですので、それぞれ分解を行いご確認ください。
主な確認点として以下をご参照ください。
・ブラスター(ガン)先端のセラミックノズル内に詰まりが発生していませんか
先端が詰まるとうまく研磨材を吸い上げることができません。セラミックノズルを取り外し、詰まりを除去してください。
また、研磨材の接触が原因でエアノズルやセラミックノズルに穴空きが発生しておりませんか。その場合は部品の交換を行ってください。
・吸い上げパイプは十分な間隔を確保していますか
吸い上げパイプと吸い上げホースの間隔を10mm程度あけていることをご確認ください。
二重パイプになった部分がふさがっていると、研磨材を吸い上げることができません。
●コンプレッサーの水分が混じっておりませんか。
圧縮した空気によってコンプレッサーの内部に水分が溜まり、エアと一緒に水分がコンプレッサーから噴射する可能性がございます。
エアに水分が含まれていると、水分によって研磨材がノズル内側に付着しつまりを発生させます。
主に以下をお試しください。
・コンプレッサーのドレン排出を行ってください。
・エアフィルター( SG-117 )を取り付けてコンプレッサーから吐き出される水分の分離を行ってください。
※エアフィルターに著しく水分が溜まっている場合には、エアフィルターで完全に水分を除去しきれていない可能性がございます。
使用後にエアフィルタのフィルタに湿気が感じられたら、(水分を除去しきれていませんので)より容量の大きいエアフィルタに交換いただくか、
ガン側にエアフィルタを追加して、完全に水分の除去を行ってください。