HC-31 / HC-33 消磁器は電源スイッチを押すと交番磁界を発生しますが音や振動は出ません。
スイッチを押した状態で磁化した対象物に近づけると対象物や消磁器本体に振動を感じることができ、これで動作していることが確認できます。
実際に消磁ができたかは、簡易的には対象物に方位磁石を近づけて針が振れないかどうかで確認できます。
正確にはガウスメータ(テスラメータ)を使用して対象物の磁束密度を測って確認します。
※消磁(脱磁)の原理について
消磁器の電源スイッチを押すと交番磁界が発生します。交番磁界はN極とS極が交互に電源の周波数(50Hzまたは60Hz)と同じ周期で入れ替わります。
消磁したい対象物に近い場所から交番磁界をあて、消磁器と対象物との距離を徐々に遠ざけて磁束密度を0に収束させることで対象物が消磁されます。
HC-33は出力減衰機構が備わっており消磁器と対象物との距離をあけなくとも磁束密度が0に収束します。