P-929 VVFストリッパーでケーブルがうまく剥けません
P-929VVFストリッパーでケーブルがうまく向けない場合は、
下記の通り、操作方法の確認と切り込み深さの調整を行ってください。
①操作方法の確認(ケーブル外装ストリップ・芯線被覆ストリップ共通)
ケーブル外装・芯線被覆のストリップ時は、それぞれ上図の位置の刃を使用します。
ケーブルを挿し込み、ガイドに合わせてセットします。ケーブルが刃に対して垂直になるようにしてください。
ハンドルを握り、刃にケーブルに少し食い込ませた後、素早くハンドルを握り込みます。
ケーブル外装(芯線被覆)がストリップされます。
②切り込み深さを調整
ケーブルには製造メーカーや製造ロットにより、被覆の厚みや硬さにバラツキが生じます。
被覆のカットから剥ぎ取りまでをワンアクションで行うP-929では、握り込む力加減によって
刃が入る深さを調整できないため、ケーブルに合わせて切り込み深さの調整を行う必要があります。
上記を確認してもうまく剥けない場合は、以下3点をご確認ください。
・ケーブルは正しい位置にセットされていますか?
カッターの形状に合わせてケーブルをセットする必要があります。
特に2芯ケーブルの外装ストリップの際、ケーブルを刃の中央にセットするとうまく剥けません。
正しいセット位置(反対側でも可) 誤ったセット位置
・ケーブルがねじれていませんか?
ケーブルにねじれがあると、うまくストリップすることができません。
まっすぐ伸ばした状態で作業してください。
・刃の位置にズレはありませんか?
P-929の刃は上下別々に取り付けられています。
これらの位置にズレがあると、ストリップすることができません。
正しい刃の位置:穴が揃っている 誤ったセット位置
EM-EEFケーブルのストリップについて
EM-EEFケーブル(エコ電線・エコケーブル)は、被覆がポリエチレンで作られており、
VVFケーブルに比べて被覆が伸びやすいため、ストリップの際に被覆が伸びて引きちぎれないことがあります。
その場合は、残った被覆を手で引っ張り、ちぎり取ってください。
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