1.6mm×4本や2.0mm×1本+1.6mm×3本の組み合わせになると圧着する電線の本数も多く、下記の点で苦戦される方が多いです。
①芯線被覆の高さがきれいに揃えられない
②リングスリーブが固くて挿入できない
③圧着工具が固くて圧着できない
これらは電線をまっすぐにすることで比較的解決できます。
ケーブル外装や芯線被覆のストリップの際に電線をまっすぐにされているかと思いますが、
ストリップ作業や仮接続の作業でわずかながらに電線が曲がってしまいます。
わずかな曲がりのため作業には影響しないように思いがちですが、
この状態だと電線をきれいにまとめにくく、その結果、電線の歪みや重なりが生じリングスリーブが固くて挿入できない・圧着が固くてできないといった原因に繋がります。
ですが、このように芯線をまっすぐにすることで芯線の高さ合わせもスムーズになります。
【芯線がわずかに曲がっている状態①】 | 【芯線がわずかに曲がっている状態②】 |
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その結果、リングスリーブは比較的スムーズに入るようなり、圧着も比較的楽に行えるようになります。
また真上から見て芯線が真四角になるように整えておくのがポイントです。
【芯線をまっすぐにした状態①】 | 【芯線をまっすぐにした状態②】 |
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