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Q. フラックス特性とは?(IPC分類について)


IPC分類とは

 弊社ではIPC規格に基づき、フラックスが含まれる製品に対して該当するカテゴリに応じたフラックス特性を表記しております。

 IPC規格とは電子部品や電子製品の設計から組立に至る全工程で高品質の基準とされる国際品質標準規格です。


各カテゴリについて

 IPC規格(J-STD-004B) フラックス組成 ロジン系:RO レジン系:RE 有機酸系:OR 無機酸系:IN

フラックスカテゴリ 低活性 中活性 高活性
L0 L1 M0 M1 H0 H1
ハライド含有量%(質量分率) <0.05 0.05≦、<0.5 <0.05 0.5≦、<2.0 <0.05 2.0<
銅板腐食試験 腐食なし 若干の腐食あり 腐食大
銅鏡腐食試験 腐食なし 腐食が50%未満 腐食が50%以上
絶縁抵抗 Ω 条件 85℃/85% 残渣洗浄せずに1.0×10⁸以上 残渣洗浄して1.0×10⁸以上(残渣洗浄はしなくてもよい) 残渣洗浄して1.0×10⁸以上
条件 40℃/90%

 弊社製品はIPC規格に基づき分類を行っております。規格の変更や更新があった場合には、予告なく製品の表記が変わる場合がございます。


確認方法

 (例) H-722はロジン系(RO)の中活性(M1)で、ROM1に分類されます。


洗浄について

 ハンダ付け作業を促進するフラックスには、各種活性剤が添加されています。

 活性剤は残り続けると絶縁性の悪化やマイグレーション(電気回路の短絡を起こす現象)などのトラブル発生につながることがあります。


 弊社のハンダやフラックスは手はんだ作業での使用を前提としております。

 手はんだ作業では、フラックスが十分に加熱されない恐れがありますので、該当するカテゴリにかかわらず必ず洗浄を行ってください。

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