パークツールの切削工具は、多くのフレーム材料に対してお使いいただけますが、カーボンやチタンを使用したフレームに対して使用するとカッターが著しく摩耗します。ブレーキ台座のフェイシングについてはDT-5.2のオプション品として、#2197カーボンフレーム用フェイスカッターをご用意しておりますのでこちらをご使用ください。
カーボンフレーム用フェイスカッターについて
カーボンフレーム用フェイスカッターは、DT-5.2に付属するカッター(刃)に重ねて使用します。
使用方法については、DT-5.2本体の使い方に加え#2197カーボンフレーム用フェイスカッターの製品動画(日本語字幕に変更可能)をご覧ください。(末尾にリンクがございます)
作業における注意点
・削ったカーボンや塗料によってカッターの研磨面が目詰まりしやすいため、洗浄瓶を用いて研磨面に十分な水を注ぎながら研磨を進めてください。水を注ぐことで、熱の発生やカーボン粉末の飛散も最小限に抑えられます。(乾式で研磨作業をしないでください)
・台座の研磨面に塗装が残っている場合は台座周辺部に及ぶ塗装剥離に繋がることもあり注意が必要です。一度に深く削らず、少しずつ研磨を進めていくことが必要です。
・研磨面が1周繋がったらそれ以上深く削らず、刃の高さの位置決めを行ってからもう一方の台座の研磨に移ってください。
・研磨途中は頻繁にカッターを外して研磨面の様子をよく見てください。同時に目詰まりしないようカッターの表面を水で洗い流してください。
・ブレーキ台座にアルミのカラーがインサートされている場合は複合材料となりますので、DT-5.2標準のカッターと「#2197 カーボンフレーム用フェイスカッター」のどちらを使用するかご検討いただく必要があります。アルミの面積が大きい場合はDT-5.2標準のカッターを、カーボンの面積が大きい場合は#2197カーボンフレーム用フェイスカッターを使用する、というような観点や、カーボンに対する切削油の影響、#2197の研磨面へアルミが焼き付いて目詰まりするリスクなども考慮する必要があります。
カッターの保管について
錆び防止のため、しっかりと乾燥させて水気を飛ばし、カッターには潤滑油などを軽く塗布して保管してください。
製品情報
製品動画(英文)